修正に次ぐ修正で本当に良い顔に
なってきました。
これが修正前のもの。
自分なりに満足していた頃です。
細面で力が弱く、歯の輪郭もはっきりしません。
顔の凹凸もまだまだで、目玉が入る目の穴も
球状の眼球が入るようにイメージできません。
そして以下が修正バージョン。
まず顔の幅によって大きく抑揚がでています。
歯や鼻の下の掘り込みでぐぐっとひきしまって
います。
眼球は深くなり、その深さと角度にも意味を
持たせています。
目の上をまったく変えていないにもかかわらず、
顔に表情が出ていませんか?
その違いこそが作者の魂が入ったかどうかと
いう、クリエイションの最も大事な部分なのです。
かつ、デザインの技術的な面としては、死んだラインを
なくしました。企業秘密なので詳しくは書きませんが、
「動の静」や「静の静」のデザインは死に体です。
無機物に使用します。
「動の動」線、「静の動」線を使用するのです。
その組み合わせと遠近のデフォルメと黄金率で構成し
スカルに落とし込みました。
私はリアルにはまったくこだわっていません。リアルに
作るなら作ることは出来ます。縮尺をきっちり測るマメさが
あればいいのです。
私のスカルはこの世の中には存在しない架空の頭蓋骨型
指用装飾品といったところです。そこにはリアルではなく、
気品と美しさのみを追求し表現しております。
般若や能面のように、一つの面に喜怒哀楽をすべて
表現できる計算された形状です。
まだお見せできませんが、他にも色々な仕事が
詰まっています。現在のGRYPHONのすべてですし、
同時に未来のGRYPHONにはこれもただの通過点です。
わかる方にはわかるバランスの悪さとして、
下歯と顎に弱さがありますが、これはまだ手をつけていない
ためです。完全な噛み合わせやサイズ変更、そしてサイドの
デザインや修正、裏面の装飾を終えるとこのスカルも
いよいよ原型完成です。
刀剣業界の大変な先生に学び、シルバーとジュエリーに
その意気と技術を還元することをはじめた、GRYPHONの
あらたなスタート、2009年の第1弾アイテムです。
価格も高額ですが、それに見合う作品になりますし、
高い買い物である分、新デザインのノベルティアイテムも
サービスでつけてお渡ししようかと思っています。
頭部の穴には石が入ります。
これは選べません。石の意味を考えれば、このスカルには
その石しかないと考えております。石でバリエーション展開を
するアイテムは私のブランドにもありますから否定するつもりは
ありませんが、この作品の石はひとつであります。
デザインバランスから、サイズ展開も非常に少ないレンジで
行うかと思います。身に着けられるお客様が限られる
作品です。
大変高価なアイテムになりますが、絶対に損はさせませんので
ご期待下さい。
今回のブログでのみ、先行予約を行います。
info@gryphon.jp
へ、件名「注文」で予約をお願いします。まだ完成もしていない
現段階で予約していただくということは、作品を理解していただいている
お客様ということで心の底からの感謝の念を持つものであります。
その気持ちへの返答として、先行予約のお客様には
GRYPHONノベルティプレゼントはもちろん、GRYPHONの新作の
あるアイテムをおつけいたします。
GRYPHON頭蓋骨型指用装飾品(仮名)
予価:48.000円
サイズ展開:16~23号(16.17.18.19.20.21.22.23の8サイズ展開のみ)
GRYPHON Online Shop
http://gryphon.jp